彬子さまが背負われている伝統と責任を理解する上で、三笠宮家の系譜と家族の絆は欠かせない要素です。父君は「ヒゲの殿下」として国民に親しまれ、2012年に薨去された寛仁(ともひと)親王。母君は信子妃殿下であり、妹君には瑶子(ようこ)女王殿下がいらっしゃいます。
父・寛仁親王は、公務への誠実な姿勢と皇族としての矜持を厳しく説かれる一方で、娘たちを深く愛されたことで知られます。彬子さまは父君から「皇族として生まれた特権には、必ずそれに比例する重い責務が伴う」という教えを叩き込まれました。
2026年11月、大正・昭和・平成・令和の4時代を生き抜かれた三笠宮家最高齢の百合子さまが101歳で薨去された際、彬子さまは喪主代理および喪主を務め上げられました。深い悲しみの中でも凛とした佇まいで一連の斂葬の儀を執り行われたお姿は、国民に強い感銘を与えました。大黒柱を失った三笠宮家を、妹の瑶子さまと共に支え抜くという強い覚悟が、現在のお振る舞いから色濃く滲み出ています。