ネット上で頻繁に見受けられる誤解の一つに、「大阪市内のタワーマンションや高台の住宅街なら内水氾濫とは無縁」という言説があります。しかし、これは危険な思い込みです。近年の集中豪雨では、下水処理能力を超える雨水が逆流する「都市型冠水」が平坦部のみならず地下鉄出入口や地下街、傾斜地のすり鉢状道路で発生しています。
また、停電情報関西電力のモニタリングにおいて見落とされがちなのが、タワーマンションにおける電気系統水没リスクです。地下に配電盤や非常用発電機を備えた建物では、床上浸水が数センチ生じただけでエレベーター停止や断水が数日間にわたり続く事態に陥ります。「自宅が上層階だから安全」と過信せず、大阪ハザードマップ避難情報を活用し、外水氾濫・内水氾濫・高潮の浸水想定区域と土砂災害警戒区域を立体的に把握しておく必要があります。