ギャルキティの勢いは、もはやサブカルチャーの枠組みには収まらない。2026年に入り、欧州の高級メゾンやハイエンドなストリートブランドが相次いでラブコールを送っている。コレクションのランウェイには、レオパード柄のファーコートを纏い、ラインストーンで装飾された限定バッグを抱えたモデルたちが次々と登場した。
キッチュでありながら洗練された皮肉と愛らしさを同居させるその佇まいは、ラグジュアリーファッションが喉から手が出るほど欲していた「ストリートのリアルな熱量」そのものだ。「ラグジュアリーと平成ギャルマインドの融合は、現代ファッションにおける最大のカウンターだ」。あるパリのファッション誌編集者はそう語る。かつては駄菓子屋やファンシーショップの店頭に並んでいたデザインが、今や数千ドルのプライスタグを下げて世界のVIPたちを魅了している。