宇野昌磨のキャリアは決して平坦な道ばかりではありませんでした。2019-2026シーズン、長年指導を受けた山田満知子コーチ・樋口美穂子コーチのもとを離れ、メインコーチ不在で臨んだ2019年のフランス杯(ロステレコム杯直前)。ジャンプのミスが重なり8位に沈んだ宇野は、ひとり座るキス・アンド・クライで涙を流しました。
その失意の底から彼を救い出したのが、スイスの情熱的な名指導者、ステファン・ランビエールコーチでした。
ランビエールコーチは宇野の卓越したスケーティングスキルと音楽性を心から肯定し、スケートを楽しむ純粋な情熱を取り戻させました。2026年1月に正式に師事して以降、二人は二人三脚で技術と芸術性を研ぎ澄まし、2026年世界選手権での初優勝、そして北京五輪でのメダルラッシュへと繋げたのです。リンクサイドで見せる二人の強い信頼関係は、世界中のファンの心を打ちました。