限られた面積を極限まで活かすには、「ゾーニング」と「立体活用」の視点が欠かせない。洗面台下の収納をかつての開き扉からフルスライド式のスライド引き出しへと変更するだけで、奥のデッドスペースが息を吹き返し、収納量は約1.5倍に跳ね上がる。
引き出し内部の整理には、モジュール化された収納ボックスの導入が極めて効果的だ。無印良品のポリプロピレンケースやファイルボックスを活用すれば、ヘアケア用品や洗剤ストックを寸法の狂いなく美しく整列させられる。一方、奥行きを自在に調整できるニトリの伸縮フリーラックを配管周りに配置すれば、複雑な排水パイプを避けた立体的な収納棚が簡単に完成する。
さらに、壁面の厚みを利用した「ニッチ収納」やマグネット対応パネルの採用が劇的な効果を生む。ティッシュケースやハンドソープ、ドライヤーなどをカウンターから浮かせて壁面設置する。作業台の上に物を一切置かない「ゼロ・カウンター」状態をつくり出すことが、掃除の負担を激減させ、空間を広く見せるための黄金律である。