モデル業界を語る上で、しばしば話題にのぼるのが「ハーフモデル」と「クォーターモデル」の違いです。血統的な定義としては、両親のどちらかが外国籍・異ルーツである「ハーフ(2分の1)」に対し、祖父母の1人が外国籍である場合が「クォーター(4分の1)」となります。
かつては「ハーフ=外国人風の華やかさ」「クォーター=日本人離れした透明感と親しみやすさ」といった画一的なイメージでキャスティングが語られることもありました。実際、仲里依紗や大政絢、満島ひかりなど、クォーターであることを公表しながらナチュラルな美しさで幅広い層に愛されている表現者は多数存在します。
しかし現在、大手モデル事務所(ボン イマージュ、テンカラット、スターダストプロモーションなど)やオーディション現場において、血統の割合自体が選考基準になることはありません。重視されるのは「本人の世界観」「服を着こなすプロポーション」「グローバルなコミュニケーション能力」です。記号的なカテゴリーではなく、個々が持つパーソナリティとオリジナリティこそが最大の評価ポイントとなっています。