1997年、テレビ番組のオーディション企画から誕生したモーニング娘。。石黒彩はその第一期メンバーとして、グループの黎明期を支えた中心人物だ。「愛の種」でのインディーズ手売りから「モーニングコーヒー」「抱いてHOLD ON ME!」の大ヒットに至るまで、エッジの効いたビジュアルと高い歌唱力で圧倒的な個性を放っていた。
しかし、ブームが絶頂を迎えていた2000年、彼女は服飾の道へ進むという夢と結婚を理由に潔くグループを卒業する。人気絶頂での脱退は芸能界でも異例中の異例だったが、周囲の期待や時代の波に流されず、「自分が本当に大切にしたいもの」を見極める強さは、当時から彼女の生き方の根底に流れていたと言えるだろう。