万博会場となる夢洲へ向かう道路は、此花大橋および夢咲トンネルという限られたルートしか存在しません。そのため、大阪府警および博覧会協会は交通麻痺と緊急車両の動線確保を最優先とし、自家用車乗り入れ禁止という極めて厳格な交通規制を敷いています。一般車両が直接夢洲のゲート前に乗り付けることは物理的に不可能であり、無許可の進入は手前の検問ポイントで確実に排除されます。
マイカー利用者に対して用意されている唯一の対抗策が、周辺ベイエリアに整備されたパークアンドライド駐車場の活用です。なかでも会場に隣接する舞洲地区の広大な駐車場は、自家用車組にとって最大の受け皿となっています。しかし、ここには事前の情報収集なしでは乗り切れない大きなハードルが待ち構えています。
第一に、舞洲駐車場料金と予約は完全Web事前決済システムが採用されており、当日の飛び込み利用は一切認められていません。駐車料金は普通車1日あたり約3,000円〜4,500円(多客期変動制)に設定されており、これに加えて舞洲から夢洲会場ゲートを結ぶ専用シャトルバス(EVバス等)への乗り換えが必要です。週末や連休の午前中枠は数週間前から満車となるケースが頻発しており、「車で行けばなんとかなる」という昭和・平成的なレジャー感覚で現地に向かうと、途方に暮れる結果となります。