カラーメニューの多様化に伴い、ハイライトやメッシュと混同されやすい技術がいくつか存在します。カウンセリングで希望を正確に伝えるために、各技術の構造的な差異を整理しておきましょう。
バレイヤージュとハイライトの違い:
バレイヤージュはフランス語で「箒(ほうき)で掃く」という意味を持ち、根元から毛先に向かってハの字状にグラデーションをかけながら明るさを広げる技法です。ハイライトが根元から毛先まで均一な細い筋を通すのに対し、バレイヤージュは毛先にいくほど明るい面積が広がるため、よりリゾート感のある外国人風グラデーションに仕上がります。
ローライトとハイライトの違い:
ハイライトがベースより「明るい」色を入れるのに対し、ローライトはベースより「暗い」色(ダークトーン)を部分的に配置する技術です。明るくなりすぎた髪を引き締めたり、深みと奥行きを与えて髪にリッチな厚みを見せたりする効果があります。両者を組み合わせる「3Dカラー」も定番の手法です。
インナーカラーとメッシュの違い:
インナーカラーは耳周りや襟足の内側全体をブリーチ等で明るく染め、髪を下ろした状態と動いたときのギャップを楽しむ面的なアプローチです。髪の表面に縦の筋状でコントラストを出すメッシュとは、カラーを配置するゾーンと見せ方が根本的に異なります。
ウィービングとメッシュの違い:
ウィービングはコームの柄を使って2〜5ミリ幅の毛束をジグザグにすくい取る「技術そのものの名称」です。ハイライトを作る際の代表的な施術手法であり、太い束で面を作るメッシュ(スライシング技法など)とはすくう幅と密度が異なります。