「変拍子はノリにくい」という先入観は捨てていい。プロの作曲家が実践する八分の七拍子のカウント法は、拍を大きな「塊」として捉えることから始まる。8分音符を7つ数えるのではなく、「2+2+3」や「3+2+2」、あるいは「2+2+2+1」という組み合わせに分解するのだ。
たとえば「タタ・タタ・タタタ」という3連符交じりの足取りを意識すると、ぎこちないカウントが一気に跳ねるような生きたグルーヴに変貌する。バークリー音楽大学をはじめとする先進的な音楽教育機関でも、こうした拍のグループ化による感覚的なリズムの体得が重視されている。音楽制作業界の最前線で活躍するサウンドデザイナーたちも、このカウント術を駆使して聴き手を引き込むドラマチックな拍の揺らぎを作り出しているのだ。