商業施設の中にある書店として、ファミリー層への配慮は徹底している。子どもたちが自由に絵本に触れられるキッズゾーンは、低めの本棚と安全に配慮したスペース設計が施され、親子で安心して読書に没頭できる環境が整えられている。単に本を売るだけでなく、子育て世代のコミュニティスペースとしての役割を果たしている点が力強い。
世代を超えて人が集まる仕掛けは、本棚の配置や通路幅の設計にも見て取れる。車椅子やベビーカーでもストレスなくすれ違える余裕のある通路構成は、誰もが居心地よく過ごせる「街のサードプレイス」としての機能を存分に果たしている。