一説には繊維街として栄えた一宮市や豊橋市が発祥とされるモーニング文化だが、それを都市全体のアイデンティティとして開花させたのは間違いなくこの街だ。商談や作業の場として利用していた問屋街の客に対し、店主が「小腹を満たしてほしい」とサービスでゆで卵やナッツを出したのが始まりと言われている。
現在ではそのサービス内容も多様化を極める。定番の厚切りトーストやサラダにとどまらず、自家製スープや茶碗蒸し、さらにはうどんまでセットにする店舗も現れた。一杯のコーヒーを軸に広がるサービス精神は、地域の人々に長く愛され続ける最大の理由である。