日本最大の平野・関東平野の隠された真実!巨大化の歴史と人口集中の謎

日本最大の平野・関東平野の隠された真実!巨大化の歴史と人口集中の謎

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地形学的な視点から見て、関東平野の歴史における最大の転換点は16世紀末にある。豊臣秀吉の命によって江戸に入った徳川家康は、絶望的な課題に直面していた。当時の利根川は東京湾へと直接注ぎ込んでおり、大雨が降るたびに江戸全域が泥海と化していたのだ。

家康が下した決断は、人類の土木史上でも稀に見る壮大な力技だった。本来は東京湾に向かって流れていた利根川の流れを、東へ東へと人工的にねじ曲げ、太平洋の銚子口へと打ち流す「利根川東遷事業」を立ち上げたのである。

半世紀以上に及んだこの大事業によって、現在の千葉や茨城にまたがる広大な湿地帯が次々と干拓された。暴れ川を制御したことで米の生産高は爆発的に跳ね上がり、安全な陸地が確保されたことで爆発的な人口集中を支えるインフラの土台が整ったのである。家康は自然をねじ伏せることで、現代の巨大首都圏の礎を力ずくで刻み込んだ。

山本 拓海
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山本 拓海

デジタルガジェットとスマート家電の検証記事を多数執筆。失敗しないモノ選びを提案します。