これほど息の合ったコンビネーションを見せていた二人ですが、プライベートでの仲や関係性は非常にドライかつプロフェッショナルなものでした。
「普段から頻繁に飲みに行くような間柄ではなかった」と柄本さん自身が後年振り返っている通り、二人は私生活で群れることをあえて避けていました。プライベートで馴れ合ってしまうと、スタジオに入った瞬間の研ぎ澄まされた緊張感が薄れてしまうことを、双方が本能的に理解していたためです。
収録現場に入れば一言二言の打ち合わせだけで本番に臨み、カメラが止まればお互いの領域を侵さない。言葉を交わさずとも通じ合う絶対的なリスペクトがあったからこそ、何十年経っても色褪せない緊張感あるコントを作り続けることができました。