Q1:毎日お酒を飲んでいても、休肝日を週に2日作っていれば依存症にはなりませんか?
A1:休肝日を設けることは肝臓の疲労回復には役立ちますが、それだけで依存症を完全に防げるわけではありません。「休肝日を決めたいのに守れない」「お酒を我慢すると強いイライラや手の震えが出る」「飲む日は適量を大幅に超えてしまう」といった状態であれば、休肝日の有無に関わらず依存症のリスクが高いと言えます。
Q2:本人が病気だと認めず、受診を頑なに拒否する場合はどうすればよいですか?
A2:アルコール依存症は「否認の病」と呼ばれるほど、本人が病状を認めないことが一般的です。無理強いして関係が悪化するのを防ぐためにも、まずは家族だけで精神保健福祉センターや専門外来の家族相談窓口を訪れてください。本人を動かすための対話法(CRAFTアプローチなど)を専門家と一緒に組み立てていくのが有効です。
Q3:一度治療を受ければ、また昔のように「付き合い程度に適量だけ飲む」ことはできますか?
A3:中等度以上のアルコール依存症と診断された場合、脳のコントロール機能がすでに変容しているため、「ほどほどに飲む」コントロール飲酒へ戻ることは医学的に極めて困難とされています。一口でも飲むと再び元の大量飲酒に戻ってしまうリスクが高いため、治療の基本は完全な「断酒」の継続となります。