一方で「チャンドゥ」とは一体何者なのでしょうか。チャンドゥは、映画『アラジン』のキャラクターではなく、東京ディズニーシー(TDS)のアトラクション「シンドバッド・ストーリーブック・ヴォヤッジ」のために生み出されたオリジナルキャラクターです。
2001年のTDS開園当初、当該アトラクションは「シンドバッド・セブンヴォヤッジ」という名称で運営されていました。当時の内容は『千夜一夜物語(アラビアンナイト)』の船乗りシンドバッドの航海をダークで重厚なタッチで描いたものであり、チャンドゥというキャラクターは存在していませんでした。
転機が訪れたのは2007年3月の全面リニューアルです。ディズニー映画音楽の巨匠アラン・メンケンが書き下ろした名曲『コンパス・オブ・ユア・ハート』を軸に据え、ストーリーを「宝探し」から「心のコンパスに従って本当の宝物を見つける冒険」へと大幅刷新しました。その際、シンドバッドの旅に温かさと愛嬌を添える相棒として新たに創造されたのが、子トラのチャンドゥでした。
ターバンを巻き、大きな瞳と丸みを帯びたフォルムを持つチャンドゥは、ディズニーのクリエイティブ集団「ウォルト・ディズニー・イマジニアリング」と日本のオリエンタルランドが共同で創り上げた、世界でも東京ディズニーシーにしか存在しない極めて特別な存在です。