経済的底打ちと過酷な子育ての最中にあった宮川一朗太の役者人生を一変させたのが、2013年放送のTBS系日曜劇場『半沢直樹』でした。
宮川が演じたのは、主人公・半沢直樹を執拗に追い落とそうとする東京中央銀行大阪西支店の「江島浩副支店長」。権力に媚びへつらい、部下に責任を押し付ける陰湿なヒール役を見事に怪演し、視聴者から凄まじい反響を呼びました。SNSや掲示板では「江島の憎たらしさが神がかっている」「顔芸と小物感のリアリティが凄すぎる」と絶賛され、『半沢直樹』での評判は瞬く間に全国へ波及しました。
この演技について、業界内では「私生活で自宅競売や金銭的困窮、家庭崩壊という人生の底を味わい尽くした宮川だからこそ、人間のエゴや必死さを生々しく体現できた」と高く評価されています。この再ブレイクによって仕事の依頼は激増し、長年苦しめられた負債処理や娘たちの学費問題を完全に解消する契機となりました。