ネット上のコミュニティやSNSの投稿を精査すると、「100均グッズで部屋が劇的に綺麗になった」という歓声の裏に、施工方法の誤りによるトラブル事例が数多く散見されます。
住宅リフォームの現場取材や一般家庭での検証において、最も頻発している失敗は「モール付属の両面テープを壁紙に直接貼り付けてしまい、退去時に壁紙ごと破れて高額な修繕費用を請求された」というケースです。一般的な100均の配線モールに初期装着されている粘着テープは粘着力が強く、日本の標準的な塩化ビニル樹脂系壁紙(クロス)から綺麗に剥がすことはほぼ不可能です。
また、「収納力を過信して1本のモールにコードを3本以上無理やり押し込み、カバーが浮いて外れた」「結束バンド配線収納で強く縛りすぎて内部素線を圧迫していた」という物理的な不具合も多数報告されています。道具の性能を正しく理解し、適正な容量と下地処理を守ることこそが成功の境界線となります。