プロのスカウト陣が熱心に視線を送るのは、チームの勝敗だけではない。プロ野球ドラフト会議で上位指名が有力視される複数のタレントが、このチームには揃っているからだ。
特に注目を集めているのが、世代屈指の長打力を誇る大型スラッガーだ。広角にスタンドインできる天性のリストワークと、打席での落ち着き払った選球眼は群を抜いている。各球団のスカウト陣も「木製バットへの対応が最もスムーズな高校生打者の一人」と高く評価しており、上位指名候補としてリストアップを怠らない。
また、投手陣の柱となるエース右腕もスカウト陣の評価が急上昇している。しなやかな腕の振りから投げ下ろすストレートは球質が重く、空振りを奪えるフォークボールとのコンビネーションは高校生離れしている。春から夏にかけての実戦でどれだけのアピールを見せるか、ネット裏の視線は熱を帯びる一方だ。