父は日本舞踊家、母はバレエダンサー。サラブレッドとしての血脈を持ちながら、彼の覚醒を決定づけたのは十代での渡米という大きな決断だった。サンディエゴ州立大学で学び、ニューヨークの熾烈なオーディション現場で幾度も揉まれた経験。あのアメリカ本場の厳しい競争を生き抜いた肉体と直感力こそが、彼の表現の盤石な骨組みになっている。
日本帰国後、ミュージカル『刀剣乱舞』をはじめとする数々のヒット作で見せた存在感は強烈だった。原作の世界観を忠実に解釈しながら、圧倒的なダンスの切れ味を注ぎ込む。その手腕は2.5次元舞台の表現限界を大きく押し広げた。