杉浦幸のキャリアを語る上で絶対に外せないのが、1985年10月から放送された連続ドラマ『ヤヌスの鏡』(フジテレビ系)です。厳格な祖母に虐げられて育ったおとなしい優等生「小沢裕美」が、夜になると凶悪な不良少女「大沼ユミ」へと豹変する二重人格のヒロインを熱演。「古代ローマの守護神ヤヌス…」というナレーションとともに繰り広げられた過激な演出は社会現象となり、彼女の名を一躍全国区へと押し上げました。
翌1986年には、自ら主演した映画のタイアップ曲でもあるシングル「悲しいな」で歌手デビューを果たします。オリコンチャートで最高4位を記録し、日本レコード大賞新人賞候補に選ばれるなど、アイドル歌手としてもトップクラスの人気を獲得しました。
当時の杉浦幸が出演した主なドラマ一覧を振り返ると、大映ドラマを中心に数々の名作が並びます。
- 『ヤヌスの鏡』(1985年 - 1986年):主演・小沢裕美 / 大沼ユミ役
- 『花嫁衣裳は誰が着る』(1986年):秀吉の娘・千代役
- 『このこ誰の子?』(1986年 - 1987年):主演・杉木葵役
- 『湘南女子寮物語』(1993年):レギュラー出演
当時のブロマイドや雑誌グラビアで見せた瑞々しい美少女ぶりは、現代のネット上でも「若い頃の画像が美しすぎる」と定期的に話題にのぼるほどです。しかし、過密スケジュールと強烈な役柄の重圧は、若き日の彼女に大きな葛藤をもたらすことにもなりました。