身体活動の重要性は、国レベルでも強力に推進されている。厚生労働省が公表する身体活動・運動ガイドラインでは、日常的な歩行や有酸素運動の定着が生活習慣病リスクを激減させると明記されている。とりわけ朝の光を浴びながら行う有酸素運動は、脳内のセロトニン分泌を促し、自律神経のバランスを整えるトリガーとしても作用する。
体内に十分な酸素を取り込みながら継続する有酸素運動は、内臓脂肪の減少に直結する。朝の光によって体内時計がリセットされると、夜間の睡眠の質が高まり、成長ホルモンの分泌が活発になる。結果として、寝ている間の脂肪分解能力まで向上するという高循環が生まれるのだ。行政が推奨する「1日+10分の歩行」を朝の時間帯にシフトさせることこそ、最も合理的で挫折のない体質改善アプローチと言える。