ファンの間で長年議論され、もはや定説となっているのが「日向冬樹 最強説」です。普段は非暴力主義で争いごとを嫌う冬樹ですが、ひとたび逆鱗に触れた際の恐ろしさは、ケロロ小隊のみならず全宇宙の猛者たちを震え上がらせます。
冬樹が本気で怒りを見せるのは、ケロロたちの度が過ぎた悪巧みで地球や家族が危機に陥ったときや、約束や友情を無下にしたときです。その怒りは武力や特殊能力によるものではなく、絶対的な威圧感と正論による精神的プレッシャーとして放たれます。戦闘力で日向家最強を誇る夏美ですら、本気で怒った冬樹には一切口答えができません。
武力に長けたギロロ伍長やタママ二等兵がどれほど暴走していても、冬樹が静かに放つ一言で即座に正座させられるシーンは作中の名物です。「最も優しい人間が本気で怒った瞬間が最も恐ろしい」という心理的リアリティが、冬樹を名実ともに作品のトップに君臨させています。