神社において最も現場の実務を幅広く管轄しているのが禰宜です。宮司が神社の象徴・対外的な代表・祭典の斎主(最高責任者)を務めるのに対し、禰宜の役割と仕事内容は多岐にわたる現場オペレーションの統括です。
朝一番の日供祭(毎朝の祈り)の準備から、氏子総代との綿密な打ち合わせ、地鎮祭や命名祈祷の受付差配、境内の維持修繕計画、神札やお守りの在庫管理、さらには宗教法人の会計実務や税務対応まで、神社の日常業務を一手に引き受けます。
また、秋祭りや初詣などの大規模行事では、数十名から数百人に及ぶ出仕や巫女(アルバイト含む)、ボランティアへの指示出しを行う現場総指揮官を務めます。宮司が体調不良や公務で不在の際には、祭典の斎主を代行する重責も担うため、高い祭祀技術と人間力が求められます。