「写真だけなら偽物かもしれないが、短時間でもビデオ通話で顔を見たから安心だ」——そう思い込むのは極めて危険だ。現在横行しているのは、リアルタイムで他人の顔やAI生成顔を被せるディープフェイク・ストリーミング技術である。
照明の当たり方が不自然に変わる、瞬きの回数が極端に少ない、あるいは顔の輪郭付近がふっと歪む瞬間があるなどの微細なバグが存在するものの、スマートフォンの小さな画面や画質の粗い回線越しでは判別が難しい。詐欺師側は「回線が悪い」「電波が不安定だ」と言い訳を作り、数秒から数分で通話を切ることでボロが出るのを防いでいる。