長部田海床路を訪れる際、絶対に外してはならないのが「潮見表(タイドグラフ)」の確認だ。干潮の前後2時間ほどは道路が完全に姿を現し、沖合まで歩いて渡ることができる一方で、満潮に向かう時間帯には足元から刻一刻と波が迫り、電柱の根元が水没していく幻惑的なシーンが繰り広げられる。
2026年現在の現地では、観光客の増加に伴い、潮汐情報とリアルタイムのカメラ映像を配信する環境が整備され、かつてのような「行ってみたら潮が合わなかった」という失敗は激減した。絶景を狙うなら、満潮の前後1時間、あるいは干潮から満潮へと移り変わる夕暮れのタイミングがもっともドラマチックだ。