毎年のようにプロ野球ドラフト会議で名前が呼ばれる広陵の卒業生たち。彼らがプロの世界でも息の長い活躍を見せる理由は、高校時代に叩き込まれた「野球に対する真摯な姿勢」にある。過去にドラフト上位指名を受け、日本プロ野球界を代表するバッテリーや野手として活躍した選手たちも、高校時代には幾度となく監督の厳しい指導と温かい激励を受けて壁を乗り越えてきた。
ある歴代のプロ注目選手がスランプに陥り、自信を失いかけていた際、中井監督は技術的なアドバイスを与える前に「誰のためにバットを振っているのか」を問い直させたという。親や仲間への感謝の念を思い出した選手は劇的な復活を遂げ、プロへの扉を開いた。卒業生たちがプロ入り後も母校のグラウンドに足繁く通い、恩師への敬意を語り続ける姿は、同校の絆の深さを物語っている。