シャンパンとおつまみの組み合わせには、ネット上で広く信じられているものの、実際には味わいを損ねてしまう典型的な落とし穴がいくつか存在します。
誤解1:どんなチーズでもシャンパンに合う?
実は、強烈な刺激臭を持つブルーチーズ(青カビ)や、過度に熟成したウォッシュチーズは、繊細なシャンパンの果実味をかき消し、後味に生臭さを残す場合があります。チーズを合わせるなら、白カビ(ブリーやカマンベール)、フレッシュ系(モッツァレラ、リコッタ)、またはハード系(コンテ)を選ぶのが無難です。
誤解2:生魚なら何でもカルパッチョでOK?
サンマやサバ、イワシといった青魚の刺身や、血合いの多いマグロの赤身を辛口白シャンパンと合わせると、ワインの鉄分と魚の脂が反応して強い生臭さ(アミン臭)が生じます。青魚を使う場合は、酢締め(マリネ)にして酸味を効かせるか、スモークをかけて脂の酸化臭を抑える工夫が不可欠です。
誤解3:デザートには普通の辛口シャンパン?
ウェディングケーキや甘いスイーツに辛口のブリュットを合わせると、舌が甘さに慣れてしまい、シャンパンが極端に酸っぱく苦く感じられます。甘味のあるスイーツには、やや甘口(ドゥミ・セック)のシャンパンを合わせるのがペアリングの鉄則です。
【プロの結論】おすすめできる人・慎重になるべき人の判断基準
家飲みでシャンパンとおつまみを楽しむのに向いている人:
「酸味と油分のコントラストを楽しみたい方」「料理の手間をかけずにコンビニやデパ地下の総菜を格上げしたい方」「友人との持ち寄りパーティーで失敗しない華やかな空間を演出したい方」には最適です。
おつまみ選びに慎重になるべき人:
「激辛料理やカレーなど強いスパイス中心の食卓を好む方」「味噌や醤油の濃厚な甘辛タレ料理をメインに据えたい方」は、シャンパンの繊細な泡と風味が負けてしまうため、ビールやハイボール、または赤ワインを選んだほうが満足度が高くなります。