宴会のメニュー選びにおいても、健康意識の高まりを反映した新たな潮流が見られる。冷たい生ビールや揚げ物に偏りがちだった従来の宴会コースに代わり、身体の余分な熱を取り除きつつ胃腸を温める薬膳料理がビジネスパーソンの注目を集めている。
東洋医学の考え方に基づき、ゴーヤやトマト、きゅうりといった「寒涼性」の夏野菜でほてりを鎮め、生姜や山椒などのスパイスで発汗を促す火鍋や薬膳コースが人気だ。暴飲暴食で内臓を疲弊させるのではなく、食事そのものを体調管理のソリューションとして位置づけるアプローチは、タイトなスケジュールを抱える現代人にとって極めて理にかなった選択肢といえる。