「まだ赤ちゃんなのに毛を切っていいのだろうか」という躊躇は不要だ。生後5ヶ月は、むしろ全身トリミングへステップアップするためのゴールデンタイムにあたる。生後2〜3ヶ月で迎えたばかりの頃の短い毛は伸び続け、毛先がもつれて皮膚呼吸を妨げる要因にもなりやすい。視界の確保や排泄汚れの防止という衛生面からも、この月齢でのカットは極めて理にかなっている。
ただし、いつでもサロンに駆け込んでよいわけではない。トリミングサロンは多様な犬が集まる社交場であり、病原体との接触リスクをゼロにはできないからだ。体力が未発達な子犬にとって、環境の変化やトリマーによる保定そのものが免疫力を一時的に下げる要因にもなる。まずは月齢そのものよりも、適切な予防医療ステップを完了しているかを最優先で確認しなければならない。