温泉や自宅での長風呂によって生じる「湯あたり」は、身体の許容量を超えて熱刺激を受け続けたことで起こる急性疲労の一種です。長風呂で気持ち悪くなった時の治す方法として、まずは無理に動かず安静を確保することが基本原則となります。
湯あたりの初期症状と治し方の手順は以下の通りです。
湯船の中で吐き気を感じた際の応急処置としては、決して慌てて勢いよく立ち上がってはいけません。急激な姿勢変化は脳貧血を悪化させ、浴室での転倒事故に直結します。まずは浴槽の縁に頭をもたせかけるようにして頭部の位置を低く保ち、お湯からゆっくりと半身を出すか、可能であればお湯を抜いて体温の上昇を止めます。
浴室から出られたら、換気の良い涼しい場所で横になり、足をクッションや丸めたタオルなどで15〜20cmほど高く上げた姿勢をとります。これにより下半身に溜まった血液を効率よく心臓や脳へと戻すことができます。同時に、常温の水や経口補水液、スポーツドリンクを少しずつ口に含み、失われた水分と電解質を補いましょう。