創立以来、地域社会を支える女性リーダーを育成してきた同校が、男女共学化とともに「園田学園大学」へと校名を変更した決断は、関西の大学勢力図においても象徴的な出来事となりました。この大規模な改組の主因は、急速に進む18歳人口の減少と、全国的な「女子大離れ・共学志向」の高まりにあります。
文部科学省の学校基本調査や私学団体のデータが示す通り、全国の女子大学では定員割れが常態化し、共学化や学部統合へと舵を切るケースが相次いでいます。関係者への取材によると、園田学園の共学化は単なる定員確保の延命策ではなく、医療・福祉・教育分野における男性人材の需要増を見据えた積極的な構造転換でした。尼崎という阪神間の要衝に位置する強みを活かし、地域包括ケアや地域共生社会を担う中核人材を男女問わず育成する方針へと大きく舵を切ったのです。
短期大学部(園田学園短期大学)においても実務直結型の教育プログラムを再編し、地域企業や医療機関、教育現場との連携を深めるプロジェクトが進行しています。伝統の看板に安住せず、激変する時代に合わせた教育機関としての自己変革を成し遂げた点は、高等教育の現場からも高く評価されています。