1990年代初頭、日本のスクリーンで実力を証明した青山知可子は、次なる表現の場をアジア最大の映画都市・香港へと求めた。当時、香港映画界はエロティシズムとエンターテインメントが高次元で融合した「成人向け(Category III)」映画の黄金期を迎えており、そこに日本人女優が主演級として躍り出たことは破格のニュースとなった。
その象徴とも言える大ヒット作が『聊齋艶譚2 聊齋艶譚續集之愛奴』だ。美しくも妖艶な世界観の中で展開される激しい情愛のシーンにおいて、彼女は一切の妥協を許さない卓越した美しさを提示した。異国の撮影現場という厳しい環境下でありながら、監督の要求に応えつつ自身のエロティシズムを最高純度で表現したプロフェッショナルな舞台裏は、現地メディアでも「奇跡の美貌」と絶賛されたのだった。