災害への備えにおいて最も危険なのは、「うちは耐震住宅だから何が起きても大丈夫だろう」という防災心理学でいう正常性バイアス(過度な楽観視)に陥ることです。住宅の構造特性に合わせ、適材適所で判断を下す必要があります。
免震構造が向いている人・条件
- 敷地面積にゆとりがある戸建て、または免震仕様のマンションを検討している人
- 乳幼児・要介護高齢者・ペットがおり、地震発生時の室内二次災害を絶対に防ぎたい人
- 高価な美術品、オーディオ、精密機器、在宅ワークのサーバー環境などを保護したい人
- 追加の建築初期費用(300万〜600万円)および定期点検費用を許容できる資金計画がある人
耐震等級3+制震ダンパーが向いている人・条件
- 都市部の狭小地や旗竿地など、敷地境界との離れ寸法を十分に確保できない土地に建築する人
- 建築初期コストを抑えつつ、最高ランクの構造強度と余震対策を両立させたい人
- 将来の装置交換や複雑なメンテナンスの手間を極力省きたい人
- 浮いた予算を家具の壁面固定や防災シェルター、蓄電池などの別設備へ配分したい人