大手3社に負けない個性的な強みを持つ中堅・地域発祥チェーンにも、知られざる名付けのドラマがあります。
イートインスペースと本格派ソフトクリームで根強いファンを掴むミニストップ(ミニストップ名前の由来)は、英語の「Minute Stop(ちょっと立ち寄る場所)」が語源です。日本人に馴染みやすく語感を整えるため「MINISTOP」と綴られました。「街角の憩いの場として、ほんの少し立ち止まってくつろいでほしい」という創業当初からの設計思想は、現在のカフェ型コンビニスタイルの先駆けとなっています。
北海道民の生活インフラとして圧倒的な支持を誇るセイコーマート(セイコーマート名前の由来)の命名には、2つの意味が込められています。ひとつは創業者である西尾長光氏の名前から取った「西」と、共同創業者である光川氏の「光」を組み合わせた「西光(せいこう)」。もうひとつは事業の「成功(せいこう)」を祈願したものです。道内の津々浦々まで配送網を張り巡らせ、独自のホットシェフ文化を築き上げた軌跡は、まさにその名の通り地域密着の成功例といえます。
店内で焼き上げるパンや手作り弁当が自慢のデイリーヤマザキ(デイリーヤマザキ由来)は、製パン最大手の山崎製パンが展開するチェーンです。「毎日(Daily)焼きたてのパンと新鮮な食品をお届けする」というベーカリー直営ならではの強みがストレートに冠されています。店内で焼き上げる「デイリーホット」併設店は、他のチェーンとは一線を画す独自の香ばしい魅力を放ち続けています。