日本のエンタメシーンの最前線を牽引する株式会社アミューズの系譜において、この特徴的な耳を自身の表現力に完璧に昇華させた代表格が佐藤健だ。彼が主演を務めた映画『るろうに剣心』シリーズを見返してほしい。風を切り、俊敏に動く剣客の横顔において、その耳のシルエットはキャラクターの野性と繊細な美しさを際立たせる決定的なアクセントとなっていた。
同世代のトップランナーである神木隆之介もまた、愛され続ける立ち耳の持ち主である。子役時代から培われた圧倒的な親しみやすさと天性の演技力に、耳のフォルムがもたらす無邪気な少年性が重なる。シリアスなサスペンスから心温まるヒューマンドラマまで、彼が画面に現れるだけで観る者の警戒心を解く不思議な引力は、まさにこのチャームポイントと無縁ではない。