今回の騒動を短時間で拡大させた主因は、X(旧Twitter)やTikTokといったショート動画プラットフォームにおけるインプレッション至上主義にある。刺激的なサムネイルと「本編はプロフのリンクから」といった常套句を使い、違法なアフィリエイトサイトや不審なグループチャットへ誘導する手口が横行した。
デジタルタブロイド・ネット速報の体裁をとったアカウント群は、情報の正確性など顧みない。注目を集めることさえできれば、虚偽情報であろうと機械的に拡散を繰り返す。結果として、事実無根の噂がさも真実であるかのようにタイムラインへ定着してしまう構造的病理が浮き彫りとなった。