現在巻き起こっている再評価の波は、偶然の産物ではない。自ら立ち上げた事務所での徹底したセルフプロデュース戦略と、徹底的な肉体改造を伴う『極悪女王』での覚醒が完全にシンクロした結果だ。
大衆消費のスピードに抗い、1作ごとに強烈な爪痕を残す作品選びへとシフトしたことで、国内外の映画祭や世界配信プラットフォームからの視線は一変した。単なる知名度に頼るキャスティングから脱却し、「剛力彩芽という表現者が持つ独自の質感」を求めるプロジェクトが後を絶たない。今後の出演待機作には、骨太な人間ドラマから作家性の強いインディーズ映画まで多岐にわたるラインナップが控え、彼女の進撃が一時的なブームでないことを証明している。