生活の糧を得るために始めたイラストレーションとコラム執筆は、瞬く間に尖った若者たちの心を捉えた。1990年代、東京のアングラシーンとポップカルチャーが激しく交差した時代、彼はサブカルチャーの寵児として頭角を現す。
雑誌のカット描きから始まった仕事は、次第にCDジャケットのデザイン、絵本の創作、さらには深夜ラジオのパーソナリティへと拡大していった。絵と言葉の両方を操り、どんなに過激なテーマであっても底抜けの哀愁と温もりを忍ばせる独特の作風。彼の手がけたキャラクターや文章は、深夜の街を彷徨う若者たちのバイブルとなっていった。