劇中を鮮烈に彩ったのは、伝説のパンクロックバンド・THE BLUE HEARTSの名曲群だ。主題歌となった『人にやさしく』をはじめ、『夢』や『情熱の拳』など、時代を超越したストレートなメロディと歌詞が、物語のクライマックスで胸を突き刺す。甲本ヒロトの叫びと登場人物たちの疾走が重なり合う瞬間、視聴者のアドレナリンは最高潮に達した。
かつてトレンディドラマや洗練された恋愛劇の代名詞だった「フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ」(月9)。その看板枠で、男3人と少年の泥臭い共同生活を真正面から描くという試みは、当時としては極めて挑戦的な一手だった。しかし、その無骨なエネルギーこそが視聴者の心を掴み、月9の歴史に新たな金字塔を打ち立てたのだ。