各チェーンの棚を徹底的にリサーチすると、それぞれ明確な個性が際立っている。どれも同じ100円商品に見えて、設計思想には明らかな違いが存在する。
ダイソーは「タフネスと汎用性」で頭ひとつ抜けている。太めの作業用ベルトにも難なく通せるワイド設計が多く、カラビナやナスカンの金属パーツに厚みを持たせているのが特徴だ。ガシガシ使える実用性を最優先するなら、まずダイソーの工具・アウトドアコーナーを覗くのが正解と言える。
対するセリアは「デザイン性と細部の仕上げ」に強いこだわりを感じさせる。無骨さを削ぎ落としたミニマルな形状や、アースカラーを中心とした絶妙なカラーバリエーションは秀逸だ。日常使いのバッグやカジュアルなジーンズに合わせてもギア感が主張しすぎず、ファッションの一部として美しく馴染む。
キャンドゥは「都市生活者の隙間を突くアイデア」が光る。スマートフォンの落下防止ストラップとベルトループを連結させるハイブリッド型や、オフィスでの使用を想定した静音設計の樹脂製パーツなど、日々のちょっとした不快感を解消する独自の工夫が随所に散りばめられている。