選挙の投開票日が近づくと、X(旧Twitter)などのソーシャルメディア上で「鉛筆で書くと後から消されて無効票にされる」「特定の候補者に書き換えられるのを防ぐため、油性マジックやマイペンを持参しよう」という投稿が急速に拡散される現象が定着しています。
こうした選挙の書き換え疑惑デマが広まる背景には、公的な選挙プロセスに対する不信感や、自身の一票を確実に反映させたいという有権者の強い心理があります。しかし、実際の開票所では各陣営から推薦された開票立会人が四方から監視しており、何千何万もの用紙から特定の票だけを消しゴムで消して書き直すといった不正工作を行う余地は構造上ありません。
善意の呼びかけのつもりで拡散されている情報ですが、現場の運用ルールや投票用紙の物理的な特性を無視した極めて危険なアドバイスであることを認識する必要があります。