バイク神社を訪れる人々の間で語り継がれるのが、数々の「ご利益体験談」です。もちろん、神社への参拝が物理的に事故を防ぐわけではありませんが、ライダーの心理面に与える影響は決して小さくありません。
実際に寄せられた体験談には、次のような印象的なエピソードがあります。
「峠道で予期せぬスリップに見舞われたが、奇跡的に転倒せず路肩で踏みとどまれた。愛車につけていたお守りを見直して鳥肌が立った」「参拝時に宮司さんから『無事に帰るまでがツーリングですよ』と声をかけられたことで、無理な追い越しやスピードの出し過ぎをグッと堪えられるようになった」。
愛車とともに厳かな儀式を受け、神職や巫女から温かい言葉をかけられる体験そのものが、ライダーの心に「慎重なライディングを心がける強い動機」を刻み込みます。この心理的アプローチこそが、結果として多くの事故を未然に防ぐ「最大のご利益」と言えるのではないでしょうか。