彼女の魅力の真骨頂は、どのようなジャンルにおいても作品の世界観に自然と溶け込みつつ、強烈な爪痕を残すバランス感覚にある。かつて大きなブームを巻き起こした『妖怪シェアハウス』では、古典的な怪談の要素に現代的な悲哀とキュートさを同居させ、幅広い層から絶大な称賛を浴びた。
一方、大ヒットを記録した『極主夫道』では、エキセントリックでありながら憎めない人間味溢れる演技で、コメディエンヌとしての才能を遺憾なく発揮してみせた。可憐な声とギャップのある強烈なキャラクター性の共存は、彼女が長年培ってきた揺るぎない演技の引き出しの多さを物語っている。