海の底にあるとされる「竜宮城」。そこは本当に魚たちが舞い踊る楽園だったのだろうか。古文書には「太陽が二つある、夜のない世界」と書かれている。これは海底ではなく、宇宙空間、あるいは別の惑星を示唆しているのではないか。
アインシュタインの相対性理論によれば、光速に近い速度で移動する宇宙船の中や、重力の極めて強い空間では、時間の進みが遅くなる。太郎が竜宮城で過ごした「数日」が、地上での「数百年」に相当したという描写は、まさにこの物理現象そのものだ。古代の日本人が、偶然にも宇宙規模のタイムトラベルを体験してしまった記録、それがこの物語の核心なのかもしれない。