大橋巨泉さんが日本の大衆文化に残した足跡は計り知れません。早稲田大学中退後、ジャズ評論家や放送作家として才能を開花させた巨泉さんは、やがて自ら画面に登場し、卓越した話術で時代の寵児となりました。
深夜番組の草分けとなった日本テレビ系『11PM』では、政治・社会問題から大人のエンターテインメントまでを軽妙に扱い、深夜帯という新しいテレビカルチャーを開拓。TBS系『クイズダービー』では「倍率ドン!さらに倍!」の名フレーズとともに最高視聴率40%超を記録し、お茶の間の定番となりました。
さらに『世界まるごとHOWマッチ』での軽快な司会進行や、56歳という若さで芸能界の第一線を退く「セミリタイア宣言」など、日本人の働き方・生き方そのものに新しい価値観を提示した経歴と功績は、今なお高く評価されています。