Q1:ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫では、どちらが治りやすいですか?
A1:全体的な統計で見れば、ホジキンリンパ腫のほうが標準治療に対する感受性が極めて高く、早期で90%前後、進行期でも70〜80%前後の完治(長期寛解)が期待できるため、治りやすい病型と評されます。ただし非ホジキンリンパ腫であっても、最も多いびまん性大細胞型B細胞リンパ腫であれば約6〜7割で治癒が見込めるほか、最新の分子標的薬や免疫細胞療法の登場により、両者の予後格差は年々縮まっています。
Q2:首にしこりがありますが、押すと少し痛みます。悪性リンパ腫の可能性は低いでしょうか?
A2:押して痛む(圧痛がある)場合は、風邪やウイルス感染、扁桃炎などに伴う「急性反応性リンパ節炎」であることが大半です。悪性リンパ腫の腫瘤は一般的に「無痛性」です。ただし、腫瘍が急速に増大して周囲の神経を圧迫している場合や、リンパ節内で壊死や出血を起こしているケースでは痛みを伴う例外も稀に存在します。痛むからといって100%安全とは言い切れないため、2週間以上小さくならない場合は受診が必要です。
Q3:ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫の確定診断には、どんな検査が行われますか?
A3:首などの腫れたリンパ節を局所麻酔または全身麻酔下で摘出する「リンパ節生検(組織生検)」が必須です。取り出した組織を顕微鏡で観察し、リードシュテルンベルク細胞の有無を調べるとともに、免疫染色や遺伝子検査を行って70種類以上ある病型のどれに該当するかを特定します。針で細胞を吸い取る「細胞診」だけでは組織構築が分からず、誤診や確定不能の原因となるため、組織を丸ごと切除する生検が標準的な診断法となります。