名称が似通っているため混同されがちだが、「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸水」は全くの別物である。厚生労働省および経済産業省の公的見解でも、両者の成分規格や安全性プロファイルは明確に区別されている。
前者は強アルカリ性で強力な酸化・漂白作用を持ち、腐食性が高く人体への直接使用は厳禁とされている。一方の後者は酸性から微酸性を示し、一定の基準下で生成されたものは比較的肌への刺激が少ない。しかし、成分の安定性や使用期限、有効塩素濃度の低下速度には大きな差がある。市販の漂白剤を単に水で薄めても次亜塩素酸水には変化しないため、誤った認識で手指に吹きかけるトラブルが後を絶たない。