最新の住宅市場において際立っているのが、デザイン性と機能性の高度な融合だ。かつての和風デザイン住宅といえば「見た目は良いが冬場に底冷えする」という致命的な弱点を抱えていた。しかし現在は、高気密・高断熱性能を示す断熱等級6〜7レベルを標準仕様とする建築会社が増加し、様相が一変している。
吹き抜けの大空間に存在感のある太い黒塗り梁を流し込みながら、外皮平均熱貫流率(UA値)を徹底的に抑え込む。トリプルガラス樹脂サッシや高性能断熱材を壁体内に隙間なく充填することで、真冬の寒冷地であってもエアコン一台で全館が均一に暖まる居住環境が実現可能となった。ノスタルジーを感じさせるデザインと現代最高水準の快適性。この二律背反を克服したことこそが、現在の爆発的な支持を集める最大の理由だ。