近年、ビジュアル重視のSNSであるInstagramを中心に、ハッシュタグ「#御朱印巡り」「#御朱印帳」を介したコミュニティが爆発的に拡大した。その波は神道・寺社観光産業全体を大きく塗り替え、かつてのシニア層中心だった参拝者層に20代から30代の若年層や外国人観光客を一気に呼び込んでいる。
美しい自然光の下で撮影された明治神宮の木製帳や菊花紋章の写真は、タイムライン上で圧倒的なアイキャッチとなる。単なるスタンプラリーではなく、「工芸品を持ち歩くライフスタイル」としての御朱印集めが定着した今、明治神宮の端正なデザインはデジタルネイティブ世代の美意識とも完璧に共鳴している。